RONISCH レーニッシュ

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2016年4月の記事一覧

2016.04.19レーニッシュな日々 vol.4

前回の続きです。



グランドピアノの全てのダンパーを解放するために、足で踏んだペダルのベクトルを、垂直方向に突き上げる棒と連動して、『リフティングレイルを押し上げる板バネ』が折れているお話です。
サイズは32×2cmで、ネジの穴中央で折れた部分が2mmの厚さの板バネで、先は厚さ5mmの鉄板です。連結部分は鉄の鋲2個でカシメてあります。
(穴の中央で折れているため、半丸頭の平ネジで取り付けると、機能はしています。)

当然、まずはドイツの本社工場に、備品純正パーツがあるか問い合わせました。
在庫の有無を調査してくれましたが、工場の移転やラインナップの変更もあり、
『製造中止のモデルに付、パーツの供給は残念ながらできない。。。何とか現地で対応してほしい』という社長自らの励ましのお言葉でした。

そこで、何とか折れたバネに"添え木"をする方法等を試行検討。試行錯誤しましたが、うまくいきません。

散々悩んだ挙句、やはり同じ板バネを製作してくれるところを何とか探そう!という結論に至りました。
カスタムメイドのバネ、たったひとつの製作をしてくれるところがあるのか。

方々問い合わせ諦めかけた頃、『現物を見て可能ならやります』という有難い知らせ!
その結果が、下の写真です。
モノ造りで有名な大田区の下町の、特殊なバネの加工を得意とする会社の若き社長様でした。
(Mプレス、現在工場は川崎)

奇遇なのですが、このピアノオーナー様宅から目と鼻の先に、社長様のご自宅があります。
世の中狭いというか、不思議なご縁を感じた一件でした。



FullSizeRender0419.jpg

2016.04.07レーニッシュな日々 vol.3

前回お話ししたモデル145の棚板を調律の後、掃除していたときのことです。
(写真左が、グランドピアノの鍵盤とその上に乗っているアクションというカラクリ部分をピアノ内部から引き出した状態)
右側のペダルを踏むとダンパーが上がり弦が解放される訳ですが、ペダルの突き上げポイントがリフティングレイル
(写真ですと、並んでいるスプーン下の横のバーのように見える)の真下にある構造が現在ではほとんど。



FullSizeRender -.jpgFullSizeRender.jpg

はれ?

始めて気がついたのですが、厚さ約2ミリ板バネが、木ネジでの下で折れている!?!
板バネは2本のネジで棚板に取り付けられていて、突き上げの力点が赤いフェルトのところ、
作用点がリフティングレイル奥のダウルという構造になっています。
ネジの真下で折れているので、バネは機能しており、ペダルも問題なく運動しています。
がしかし。。。折れているのを見てしまった以上、捨ててはおけません。
構造上、ネジの部分は最もストレスがかかるところです。



どうしよう。

フリーズしました(汗)